【映画】大日本人の感想

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今更ながら。NetFlixで松本人志監督作品、「大日本人」を鑑賞しました。

大佐藤大(だいさとうまさる)は“獣”(じゅう)と呼ばれる巨大生物を退治する「大日本人」である。彼の家系は代々日本国内に時折出現する獣の退治を家業としており、彼はその6代目に当たる。映画は大佐藤がテレビ局の密着取材を受けつつ獣退治をする日々を送っている姿からはじまっていく。

しかしかつてと違って大日本人に対する世間の風当たりは強く、軍備の整った現代においては不要であると唱える者も出る始末。プライベートにおいても妻との別居、跡取問題、かつての英雄である祖父(4代目)の介護問題など悩みの種は多かった。

苦境に立たされながらも獣退治を続ける大佐藤だったが獣退治中に突如現れた赤い獣の圧倒的な強さに恐れおののき、逃亡をしてしまう。過去に確認されたことのないその獣は日本のものではないということしかわからない。大佐藤が逃亡する姿を映したテレビ放送は皮肉にも高視聴率を獲得した。取材ディレクターは再戦を要請するが大佐藤は乗り気ではなかった。その後も度重なるアクシデントで国民の反感をかい、大佐藤は窮地に立たされていくのであった。(wikipedia)

大佐藤大(松本人志)がテレビ局の取材を受けているというドキュメンタリー形式でストーリーが進行していきます。

序盤は大佐藤大は何者なのか、なぜテレビの取材を受けているのか・・・等の疑問を視聴者に植え付けながら、同時に間接的なヒントを散りばめた作りになっており、映画の世界に引き込んでいきます。

また、取材を受ける大佐藤大の受け答えが非常にシュールで、リアリティーを追求しながらも、結局今何の話をしているんだ?と、松本人志監督の笑いのセンスが全開です。

大佐藤大が変身するために謎の変電所のような施設にスクーターで移動するシーンとか、匂ウノ獣(板尾創路・原西孝幸)のキャラクターデザインとか、ところどころ芸術性すら感じるシーンもあり、非常に面白い映画でした。

赤い獣に恐れおののき、ラストはスーパージャスティスとかいうアメリカのヒーローに助けられる辺りは当時の日本の外交に対する隠喩も含まれていたのでしょうが、それ自体に特に深いメッセージ性はなさそうです。

基本的に同じことの繰り返しでストーリー自体は単調に進んでいき、ほとんどギャグシーンが続きますので、通常の映画と同じ感覚で2時間見続けるのは少々苦しいかもしれません。

映画としての評価は低いようですが、監督の個性が遺憾なく発揮されており、個人的には大好きな作品でした。

松本人志のジョークってよくよく考えると悲しい話が多いんですよね。悲しいんだけど面白いって言う観点がベースになっているのがユニークだと思います。

これはまさに問題作です。

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