【フジロック`17出演決定!】はじめてのAphex Twin

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

Aphex Twin(エイフェックス・ツイン)をご存知でしょうか?音楽が好きな方、特にテクノやアンビエントといった音楽が好きな方にとっては生きる伝説のような存在ですが、普段こういったジャンルの音楽を聴かない方はご存知ないかもしれません。先日、2017フジロックの第1弾出演アーティストが発表され、BjorkLCD SOUNDSYSTEMといった面々とともに、Aphex Twinヘッドライナーとして名前を連ねていました。知る人ぞ知るといった認知度ですが、圧倒的な音楽の才能と、数々の伝説を持つ奇才・Aphex Twinは一部で熱狂的に支持されているアーティストです。

今もなお世界のテクノキッズ達のいわば教祖であり続けているAphex Twin。

今回、フジロック出演を記念してそんなAphex Twinについて知らない人にもわかるようにご紹介したいと思います。

Aphex Twinって誰?コーンウォール一派とは?

本名はリチャード・D・ジェームス

Aphex Twinっていうのはリチャードのメインのアーティスト名義です。メインってことは他にもあるの?って思いますよね。実はリチャードはアーティスト名義がたーくさんあって、AFX名義で作品を出したり、Polygon Window名義だったり、Blue CalxThe Dice ManGAK名義だったりもします。なんで名義をたくさん持つのかはわかりません。たまにファンの間では無名のテクノアーティストが出てきたときに、こいつはリチャードじゃないかっていう話題になったりもします。また、ファンの間ではRDJって呼ばれたりもしますね。

出身はアイルランドですが、イギリスのコーンウォールという田舎町で育っています。

実はテクノ界隈ではAphex Twinを筆頭にスクエアプッシャーとかμ-Ziqとかコーンウォール出身のアーティストが数多く存在していて、テクノキッズの間ではコーンウォール一派と呼ばれています。コーンウォール一派はテクノの中でもダンスに重きを置かない音楽性でも一致しています。まあ、大層にコーンウォール一派なんて言ってますが、みんなAphex Twinの友達だったていうだけの話なんだけど。

ちなみにコーンウォールがどのくらい田舎かっていうと、人口密度は150人/km²。

東京の人口密度は6,220人/km²。なんと八戸ですら751人/km²です。糞田舎といって差支えないでしょう。

Aphex Twin以前のテクノ界隈でなんといっても有名だったのはクラフトワークだったり、日本で言うならYMOといったあたりで、どちらもユニットとして活動していました。それに対してAphex Twinは田舎で一人で自宅にこもって音楽を作っていました。クラフトワークやYMOといったあたりとは音楽性も違っていて、ベッドルームで作られた音楽だけあって、クラブのようなサウンド環境で聞く前提で制作されていないのも特徴です。

Aphex Twinには根暗で社交性がなくベッドルームで一人で制作している無名の若い青年っていうイメージがあり、昨今の「テクノなんかオタクしか聞かない」イメージを生み出した先駆けの人物かもしれません。

Aphex Twinの魅力とは?

Aphex Twinの画像を検索したり、MVを見たりするとわかるのですが、完全に変人です。過去には「戦車を買った」と発言したり、1997年のフジロックで来日した際には、ステージ上に犬小屋を設置し、終始その中で演奏したりと何かと奇行エピソードが多い人物です。

しかし、Aphex Twinの魅力は奇をてらったMVや、ジャケット写真、変態エピソードのような表面的なものだけで語ってはいけないと思っています。なぜなら彼の音楽は時代によって変化してきたからです。

「はじめてのAphex Twin」と題して置きながら、彼の音楽を聴いた前提で話をするのは恐縮ですが、悪趣味でわざと人が嫌がるような演出をしていた時期は一部にすぎません。Aphex Twinのアルバムの中で言うと、「I Care Because You Do(1995年)」以前と、そこから「Syro(2014年)」までの間、またその後で印象がまるっきり変わります。自分本位に音楽を作りつづけ、時とともに表現が変わっていく面白さがAphex Twinの作品の中にはあります。一部生理的に受け付けないものもあるでしょうが、人間性も含めあーだこーだいえる稀少なアーティストです。音楽的なことについては他のサイトで詳しく解説されているものが数多くあり、いろいろあさってみると様々な考察があってそれを読むのも楽しいです。

個人的には、彼の音楽を表現する形容詞として一番しっくりきているのは「エクスタシーを通過したブライアン・イーノ」っていうやつです。それほどまでに自己中心的でドリーミーな音楽だと思います。

そんなAphex Twinを生で聴ける機会はもうないかも!?本当に来日するのかっていう不安はありますが、フジロックが本当に楽しみですね。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す